2018年8月2日木曜日

閉校後の校舎等の活用アイデアはこれだ! 4つの案です。

7月9日(月) 平林中学校区郷育会議 「地域と子どもたちを語る会」

7月9日に行った平林中学校区郷育会議の「地域と子どもたちを語る会」で、平林中学校の生徒が考えた、「閉校・統合後の校舎等の活用アイデア」を紹介します。3年生が4つのグループに分かれ、総合的な学習の時間を使って、具体的に考えたものです。以下に、代表生徒が発表した内容をまとめました。

                         
 1つ目のアイデアは、「キノコ大作戦」です。具体策は、「キノコを使った料理等を提供する食堂」と、「校舎屋上の開放」です。
 提案理由は、①給食を作る調理室があること、②キノコの最適環境は高温多湿、平中はよく結露するし、カーテンで遮光するとその環境になると考えられること、③この地域は空気がきれいで、屋上から夜空を見るなど、憩いの場とすることができることです。
 具体的な手順としては、まず、①いくつかの教室を菌床でいっぱいにしてキノコを育てます。次に、②育てたキノコと村上で有名な鮭をコラボさせて、包み焼きの料理等を作ります。そして、③学校の机・椅子を使用した、学校ならではの雰囲気が味わえる食堂を作ります。また、④育てたキノコを袋詰めにして販売もします。以上、まだまだ課題はありますが、一つのアイデアとして提案します。


 2つ目のアイデアは、「自家栽培のカフェ」です。具体策は、「校地での自家野菜の栽培」と、「自家野菜を使った料理やドリンクがある食堂」です。
 提案理由は、①調理室があり、食材を運ぶエレベーターも活用できること、②カフェにすることで、若者の来客が期待できることです。
 具体的な手順としては、まず、①校地を畑にし、キャベツなどの葉野菜や、村上の特産野菜(やわはだねぎなど)を育てます。次に、②塩谷集落と連携して魚・味噌・醤油を入手したり、他の集落と連携して肉を入手したりして、自家野菜を使った料理やドリンクを作ります。そして、③多目的教室を食堂にします。また、音楽室を音楽スタジオとして、美術室を陶芸教室や絵画教室として活用します。
 自家栽培した野菜を使い、手作りで料理を作るので、おいしいはずです。メニューは野菜をメインにするので、ヘルシーです。以上、まだまだ課題はありますが、一つのアイデアとして提案します。


 3つ目のアイデアは、「アスレチック広場」です。具体策は、「屋外に遊具を設置すること」と、「屋内にボルダリング場を作ること」です。
 提案理由は、①校舎を地域の触れ合いの場として活用することで、地域の絆が深められること、②運動できる場所を作れば、若い人が興味をもち、地域の人も含めて交流の場とできることです。
 具体的な手順としては、まず、①屋外のテニスコートにいくつかの大型遊具を設置します。次に、②体育館や多目的教室を開放し、イベントなどで多くの人が使える場所とします。そして、③屋内にボルダリング場を作り、天候が悪くても運動できる施設とします。若い人やお年寄り、家族連れなど、多くの年代の人から運動に親しんでもらい、交流できる施設とします。以上、まだまだ課題がありますが、一つのアイデアとして提案します。
 
 最後4つ目のアイデアは、「本を貸し出す学習センター」です。具体策は、「現在の図書室の活用」と、「学習する場所の提供」です。
 提案理由は、①余った図書を活用できること、②学習する場所を作ることで、校舎利用と地域の人の交流が図れると考えたことです。
 具体的な手順としては、まず、①図書室の余った本を整理します。次に、②図書室は読書する場所として、各教室は学習する場所として整備します。そして、③本を貸し出したり、学習する場所を提供したりして、地域の人が交流できるコミュニティ広場としての機能をもたせます。以上、まだまだ課題がありますが、一つのアイデアとして提案します。
 
 このようなアイデアを実現することで、平林地域を含め、若い人からお年寄りまで多くの人が集まる場所を作り、地域の人が交流し、絆を深めることができる施設としたいと考えています。平林地域がこの地域の特色を生かして活気ある地域であり続けるように、地域の多くの人からご意見をいただきながら、これからも3年生の学習を深めていきます。